道東乗りつぶしの旅ということで、根室本線をさらに東進。この先は花咲線と呼ばれるローカル区間です。 | |
区間運転の列車を含め1日8往復の花咲線ですが、快速列車が設定されています。始発の5:35発快速はなさき根室行に乗車。 | |
新幹線0系の廃車流用品の座席シート |
始発から快速運転 |
朝焼けの空の下を快走。乗客は8人。 | |
厚岸の手前で急停車。何事かと思えば線路にシカが・・。手前に停車したのにすでに下半身が無い状態で??でしたが、恐らく 昨日の最終列車に轢かれてそのままだったのだと思われます。運転士が線路脇に除けていましたが、寒い中朝からお疲れさまです。。 | |
まさしく大自然の中を走っています |
厚岸(あっけし) 15分遅れ |
厚岸湖越しに望む朝日。まるで海外のような神秘的な光景です。夕日が綺麗ならそりゃ朝日も綺麗ですよね。早朝の薄暗い中乗るのもどうかと 思いましたが、思いがけず素晴らしい車窓を目にすることができました。 | |
厚岸は駅弁かきめしが有名 |
後面展望をしばし楽しむ |
一旦内陸方向へ |
茶内で上り列車と交換 |
姉別 |
駅間に市街地なし |
7:17厚床(あっとこ) 6分遅れ |
初田牛 駅周辺にも市街地なし |
※2019年3月に廃止になります |
落石辺りから学生で混雑 |
再び海沿いへ |
北海道らしい駅名 |
8:05、ほぼ定刻に根室に到着。釧路からでも135q2時間半と結構な乗りごたえがあります。なお日本最東端の駅は一つ手前の東根室。 高校生の下車が多く混んでいたので写真は撮れませんでした。 | |
日本最東端有人の駅と銘打っています |
最果ての車止め |
最東端の駅舎 |
やっぱり朝日がイチ押し |
せっかくここまで来たので、さらに最東端を極めるべくバスで納沙布岬に向かいます。8:20発釧路バス、乗客は2人でした。 | |
40分ほどで到着 |
北方領土4島返還祈念の像だそうです |
ということで、思っていた以上に北方領土問題関係の色が濃いスポットでした。中には右寄りな団体が建てたと思われる碑なども。 確かにここから歯舞諸島は肉眼で見える程近いです。北方領土は太平洋戦争末期、敗戦明らかな日本に対し日ソ中立条約を一方的に破棄し宣戦布告した国が占拠しています。そんな火事場泥棒のような国は果たして戦勝国といえるのか 大いに疑問です。しかしながら第二次大戦の戦勝国の論理で作られたのが今の国際社会なのです。 | |
近くて遠い北方領土 |
一番近い貝殻島 |
風が強くて寒いです |
北方領土問題について学べる北方館 |
日本最東端ではなく本土最東端です |
返還祈願の碑がズラリ |
帰りのバスは途中乗降が結構ありました。買い物や通院でしょうか。
駅前の売店でお土産を購入し、11時ちょうど発の列車で戻ります。復路も快速はなさきです。 | |
往路で撮れなかった日本最東端の駅東根室 |
実にシンプルな駅 |
落石岬は北海道三大秘岬 |
復路は3/5位の乗車率 |
再び茶内で交換。なお2016年ダイヤ改正で普通列車はキハ40の老朽化を理由に各線区で減便されています。花咲線もおよそ10往復あったのが 8往復に減便。輸送密度からして縮小は避けられませんが、毎年のように北海道の鉄路は合理化が進められています。 | |
それもこれもあの石勝線の事故が契機となった訳ですが、今から思えばあの事故が無くてもJR北海道の経営は危機的状況で、あの事故で先送りにしていた あらゆる問題が顕在化したのだと思います。むしろ極端に不採算な路線の廃止など遅すぎたくらいで、留萌本線や札沼線末端区間、江差線など国鉄末期の廃止対象基準を大幅に下回る輸送密度の線区を維持し続けたのは経営の選択と集中が できていなかったというにほかなりません。経営安定基金と関連事業の収益が屋台骨という特殊な事情はありますが、本業に対しては競争力アップを優先し足もとの安全に対する投資や省力化がされなかった結果、問題がさらに大きくなってしまったのだと思います。 | |
糸魚沢 |
この辺りは湿原になっています |
ハクチョウがいます |
湿原を横断するので人家皆無 |
景観はすこぶる良い |
昼間の姿も美しい厚岸湖 |
厚岸からは50%強の乗車率 |
釧路川を渡ります |
13:18釧路到着、昼食の後、続いて釧網本線に初乗車です。乗車率は50%弱ですが、客層は様々。 | |
15分ちょっとで釧路湿原駅で途中下車。せっかくここまで来たので釧路湿原も見ておきます。 | |
駅前は・・湿原? |
6往復/日、次の列車は1時間50分後 |
ログハウス風駅舎 |
徒歩15分の展望台へ |
日本初のラムサール条約登録湿地、釧路湿原の東側に位置する細岡展望台。広大な湿原と蛇行する釧路川を一望できます。 | |
人工物は一つも見当たりませんねぇ |
左が雌阿寒岳で右が雄阿寒岳 |
手つかずの自然は動植物の宝庫 |
これから本格的な冬を迎えようとしています |
ビジターズラウンジで暖まります |
本日の日の入りは15:45頃 |
夕日のグラデーションに染まりゆく |
もうわずかで湿原は深い闇の中へ |
グリーンシーズンにも来てみたいですね |
16:23発網走行 |
3駅目の茅沼で下車。釧路湿原の東端に位置する駅ですが、ここはタンチョウの来る駅として有名です。釧路湿原といえばタンチョウ、タンチョウを見ずして冬の釧路湿原を 知ったように言うことはできません。 | |
当然こんな闇夜に見られるわけもなく、明日に期待。駅徒歩15分程の宿に今夜はお世話になります。 | |
憩の家かや沼は素泊まり4,400円とリーズナブル。日帰り温泉用の外来食堂もあるので気軽に利用できます。 | |
釧路のB級グルメ スパカツ(カツミート) |
お部屋で釧路駅の駅弁もいただきます |