![]() | 昨日は一日函館滞在と観光色が強めでしたが、今回の旅は段々と鉄分が濃くなっていきます。2日目の今日は18きっぷを使用。なにげに今年使うのは 初めてです。 |
![]() | まずは8:18発の長万部行に乗車。 |
![]() | そこそこの乗車率でしたが新函館北斗で大量下車。こんな時間から新幹線に乗り換える人が多いとは思いませんでした。写真はその次の仁山駅。 |
![]() | というわけでだいぶ車内も空いたので駅弁タイム。函館駅で購入した「鰊みがき弁当」です。道南地方がニシン漁で繁栄を謳歌したのも今や昔ですが、現在でも函館を代表するロングセラー駅弁となっています。濃い目の味付けの
鰊甘露煮と意外に薄味な数の子がいい塩梅。大きな数の子が入って880円というのもお手頃価格で満足度は高いです。
※マウスオンで写真が変わります |
![]() | 大沼駅手前から左側に小沼が見えてきます。大沼はこの先ですが、列車からの眺めは小沼のほうが楽しめる模様です。 |
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沼越しの駒ケ岳も美しい |
結構な沼際を走ります |
![]() | 道南めぐり旅ということなので、早速下車し道南観光に欠かせない大沼公園を楽しみたいと思います。函館から普通列車で50分、特急で30分、新函館北斗からなら10分で来れるので、 函館観光とセットで人気急上昇中。 |
![]() | やっぱり観光といっても見るだけじゃなく、アクティビティも必要。大沼公園のアクティビティはサイクリング、遊覧船やボート、湖畔散策などがあります。今回はレンタサイクルで 大沼一周サイクリング!なお先に観光案内所に寄ると割引券がもらえます。 |
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反時計回りに巡ります |
駅前通を過ぎれば信号も皆無な湖畔道路 |
![]() | 大小百以上の島々があるという大沼。正面に見据える駒ケ岳とあわせ、見る場所によって様々な姿を見せてくれます。ラムサール条約登録湿地にもなっています。しかし大沼一帯のこの美しい景観は 駒ケ岳の大噴火によってつくられたもの。2年前に御嶽山の噴火がありましたが、美しい自然も時に猛威を振るうことがあることを忘れてはいけません。 |
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点在する島々がいいアクセント |
一周14km、所要時間70分 |
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快適レイクサイドツーリング |
看板があったので池田園駅に寄ってみます |
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どうやら道を間違えたみたい・・ |
分岐を通り過ぎてしまっていたようです |
![]() | 池田園駅があるのは函館本線の砂原支線。特急は通過せず、函館方面の貨物列車と5往復半/日の普通列車のみが通ります。交換設備撤去のため単線ですが島式ホームのまま なので跨線橋を渡る必要があります。一応駅周辺に民家が数軒ありましたが、利用実態がないのか跨線橋にはくもの巣が張っていました・・。次の普通列車は15時台。。 |
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こちらが森方面 |
周辺の森がホームにまで侵食しています |
![]() | 一周道路は案外湖岸を走るのではなく、林で隔てられているので大沼は見え隠れ状態。所々にビュースポットがあるので自転車を止めて徒歩で湖岸へ向かいます。そういう意味でも クルマより気軽に停められる自転車のほうが散策に向いています。 |
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周辺は水芭蕉の群生地 |
穏やかな時間が流れています |
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静かな湖畔の森の陰から♪ |
北緯42度の碑があります |
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シカゴやローマ、バルセロナと同じらしい |
大沼の北側まできました |
![]() | 北岸の駒ケ岳神社に立ち寄ってみます。一周道路沿いですが森の中に突如現れるので注意しないと通り過ぎてしまいます。 |
![]() | 左の大きな塊は江戸時代に起きた大噴火によって落下したものといわれており、それまで駒ケ岳は富士山と同じ形をしていたらしいです。 |
![]() | そしてなんとこの塊、真ん中で割れていてその割れ目を通れるようになっています。噴石と火山灰でつき固められた岩の中を通る・・なんとも荘厳なパワースポット。難関突破や安産、 登山安全の御利益があるそうです。 |
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一枚岩ではない |
反対側にしめ縄がありました |
![]() | 駒ケ岳神社、思っていたよりもパワースポットな雰囲気に包まれていておススメです。
再び自転車に乗り先へ進みます。北側はあまり大沼のビュースポットはなく、かわりにアップダウンがでてきます。涼しい気候なので問題はなし。 |
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キツネが現われた! |
エキノコックスこわいよ |
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樹林帯が続きます |
線路に合流すればゴールは近い |
![]() | 大沼西岸からの眺め。やはり一周道路から駒ケ岳を綺麗に一望できるのは南岸からですね。日が昇ってきたからか駅に近づいたからか観光客も増え始め、サイクリングを楽しむ外国人の姿も。
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少しだけ函館本線と並走 |
踏切から大沼公園駅を遠望 |
![]() | 調べたら列車がもうすぐ来るようなので、撮影によさそうな場所を探しパチリ。もう少し天気が良ければ最高でしたね。鉄橋のところを境に向こう側が大沼で こちら側は小沼となります。 |
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遊覧船もいいですね |
駅前のお店で大沼だんごを購入 |
![]() | 約2時間の駆け足でしたが、大沼観光中々楽しめました。新幹線も開業したことですし、自分の自転車で輪行して半日くらいかけて散策や秘境駅探訪などもっと広く深くしてみたいですね。
さて、この先普通列車では時間が掛かり乗り継ぎも悪くなってしまうので特急ワープ。11:18発スーパー北斗9号に乗車します。塗色変更により警戒色をあしらった261系は実際に見るのは初めて。 |
![]() | 函館本線特急は混雑しているイメージがあり、自由席も2両しかないので座れなかったらどうしようか気を揉んでいたんですが、ちょうど大沼公園でまとまった下車があり無事に海側窓側席 に座れました。森駅辺りから海沿いを走ります。 |
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噴火湾に沿って北上 |
海に近い石倉駅を通過〜 |
![]() | 先ほど購入した大沼だんごをいただきます。だんごといえば普通串刺しのところ、こちらは大沼の小島をイメージしたということで小さなだんごがたくさん沈んでいます。 小ぶりで餡が意外とあっさりしているので食べやすく、道中のおやつにぴったり。札幌行スーパー北斗の車内販売でも大沼公園積込で取り扱っていますが、人気商品のためすぐ売り切れとなってしまい、これまでGETしたことはありませんでした。 |
![]() | 同じく車内販売で購入したのがこちらの北海道新幹線オリジナルコースター。なぜか駅売店等での販売はなく車内販売限定なんですよね。それもあって特急を利用しましたw目的の一つが 無事達成できて一安心。下二つは珪藻土、上の包は革製です。 |
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やっぱり特急は快適 |
中ノ沢駅〜 構内踏切がありますね |
![]() | 大沼公園から約1時間、長万部で下車。ここから函館本線の通称「山線」に乗り換えます。山線の長万部口は4本/日しかなく、ここで約1時間の時間調整。大沼公園から普通列車だと間に合わないし 特急だと早過ぎるし・・函館方面からの接続は考慮されていないようです。 |
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最後尾(函館方先頭車)はまだ旧塗装でした |
一時期炎上したまんべくんが。。 |
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特急全停車の割りに寂しい駅前 |
せっかくなので海まで行ってみました |
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潮の香りがプンプン |
駅前のこちらの店であるものを注文 |
![]() | 長万部の名物といえばかにめし!もちろんせっかく長万部に降り立ったので購入します。駅弁がその土地の名物になったのは他にも富山のますのすしや崎陽軒の シウマイ弁当などがありますね。残念ながら乗降も特急の停車時間も少ない長万部では駅構内での販売は現在は行われておらず、国道沿いのドライブインや札幌のデパート、通信販売がメインとなっています。それでも特急列車への積込みや北斗星のとき利用した予約すれば乗車口まで届けてくれる サービスを展開しており、駅弁屋としての矜持を保ち続けていることは大変ありがたく賞賛すべきことだと思います。写真は実際に購入した駅から徒歩数分の直売店。続々とクルマで買い求める人が訪れており、賑わいを見せていました。 |
![]() | 乗車する13:16発倶知安行が入線してきました。キハ40かと思ったらキハ150なんですね。 |
![]() | 発車までまだ時間があるのでホームで腹ごしらえ。そばでも軽く食べようかな・・
実はこちら、そばはそばでもなんと全国的にも珍しいそばの駅弁!先ほど駅前店舗で購入した品です。ホームの立ち食いそば屋で専用容器に入れてテイクアウトできるというのは何箇所か見たことがありますが、こちらは正真正銘、折詰に入れたまさに弁当スタイル! かにめし同様事前注文制で一部特急列車への積込みもやっており、車内販売のパンフレットでその存在は知っていましたがこれまでお目にかかることはありませんでした。長万部という小さな町に特徴的な駅弁が二つもあるなんて驚きですね。 そういう意味では長万部で接続時間があったのは、駅弁ファンとしてはありがたいかも? |
![]() | 注文を受けてから茹でるということですが、3分位で出てきたので現地で購入する場合は特に予約する必要はなさそう。ネギやうずらの卵、デザートのみかんも付いているし、何よりつゆがしっかり冷えているのが 外で食べるにはうれしい!もちろん店舗で普通に食べることもできますし、食べる時間もありましたが、駅弁ファンや乗り鉄には必食の品。このご時世こうして駅弁のスタイルで残してくれていることに敬意を表したいです。 |
![]() | さて待ちに待った未乗区間山線の乗車です。意外と7割位座席は埋まっているかな? |
![]() | 函館から旭川まで続く函館本線の中でも、長万部〜小樽間は山間部を走ることから通称山線と呼ばれています。かつては優等列車も走っていましたが単線でカーブの多さがネックとなり、現在特急は全て 距離は長いが線形が良く所要時間が短く済む室蘭本線経由となっています。ローカル線と化したこの区間は普通列車のみの運転となり、特に長万部〜蘭越間は1日4往復半のみと末期状態、乗り潰し難易度も高い区間となっています。 |
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黒松内〜 |
ねっぷ〜 |
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山林の中が大半 |
蘭越〜 |
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スピードは出てますね |
ニセコ〜 ちゃんとフリガナもw |
![]() | このあたり一帯の地名としてはニセコのほうが広く知られていますが、主要駅は倶知安。こちらのほうが街も大きいようです。北海道新幹線札幌延伸時には新幹線駅が併設される予定。 |
![]() | 近年北海道はスノーリゾートとして海外からの人気が高まっているので、新幹線を降りてすぐにパウダースノーにありつけるとなればより人気が高まるかもしれません。 |
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15:12発小樽行はキハ40 |
かにめしをいただく ※マウスオンで写真が変わります |
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小沢〜 広い構内は旧岩内線の名残 |
倶知安からはさらに山間を走ります |
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2両編成で空いています |
山線と呼ばれるに違わぬ景色 |
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仁木〜 |
複雑な地形が連なっています |
![]() | 倶知安から約45分、余市で下車します。山線中間駅の中では最も大きな駅で、入れ替わりに乗車する人も多かったです。 |
![]() | 余市で下車したのは、ニッカウヰスキーの工場見学をするため。連続テレビ小説「マッサン」の舞台となったことで人気の観光スポットになっています。 |
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ニッカウヰスキー余市蒸留所 駅からすぐです |
重厚な建物群は登録有形文化財に指定 |
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日本のウイスキーの原点がここにあります |
1940年発売の第1号 気化して減っています |
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マッサンに使われた品も展示 |
本場スコットランドに似たウイスキー造りに理想の地 |
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試飲することができます |
スーパーニッカ、アップルワインをいただきました |
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しめ縄は創業者の実家が造酒屋だったため |
多くの苦難を乗り越え日本のウイスキーは誕生 |
![]() | 試飲でほろ酔いになりながら、16:45発小樽行に乗車。今日の宿泊地札幌へ向かいます。大沼一周にローカル線の乗車、工場見学と北海道を満喫した2日目でした。 |
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混んでいたので後ろからの展望を楽しむ |
小樽から快速で札幌まで約30分 |
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転換クロスに身を委ねたら寝てしまいました |
現代版カプセルホテルで安く快適に |