目覚めると列車は鶴岡駅に停車中。下車する新青森到着は9:44なので、列車の揺れで起こされても二度寝三度寝できます。 | |
奥羽本線に入ったようです。秋田以降は空席も多くなってきました。 | |
大鰐温泉駅には弘南鉄道の車両が。まだ乗ったことは無いですが、地方鉄道にありがちな元東急のロングシート車両だとあまり乗ってみたいとも思えず乗車予定はなし。 | |
こちらが指定席特急料金でOKのゴロンとシート。B寝台だとこれに枕や布団・浴衣がプラスされただけで6千円超の寝台料金を徴収されてしまいます。今のご時勢 寝台料金を取るなら個室化は絶対条件で、カーテン1枚で仕切っただけの旧態依然とした二段ベッドの寝台じゃそりゃ乗車率も悪いわけで・・。結局どのJRも寝台列車にテコ入れしてこなかったために今の凋落があり、そしてここ最近車両老朽化を理由とした廃止が相次いでいます。 | |
下段は揺れが少なく窓からの景色も堪能できます。プライベート感重視なら上段ですね。 | |
定刻通り新青森に到着。お勤めご苦労さま。 | |
終着青森目指して走り去っていきました。青い車体を見ると乗車前はワクワクしていたのに降りると寂しい気持ちになります・・ | |
新青森駅は駅舎は立派ですが相変わらず駅前はなにもないです。 | |
さて終着青森ではなく新青森で下車したのは次のスーパー白鳥に始発駅から乗車するため。なおこちらも蟹田(フリーエリア入口駅)までの特急券が別途必要です。 | |
青森駅で停車中に購入した駅弁で朝食。 ※マウスオンで写真が変わります | |
青函トンネルを抜け北海道最初の駅、木古内で下車。北海道新幹線の駅舎が建設中でした。 | |
余命1年を切った江差線に乗車します。なお江差線は五稜郭〜江差を結ぶ路線ですが、廃止となるのは実質盲腸線区間である木古内〜江差間です。函館方面は津軽海峡線と接続し新幹線開業後も貨物列車が通過するので 廃止にはなりません。 | |
さて考えることは皆同じで、大勢の乗客が江差線に乗換。1日6往復で本州からの特急と接続する列車なのでまあある程度は予想していましたが、正式な廃止発表からわずか2ヶ月、廃止まであと約1年あるのにブームが始まっているようです。 確保できたのはセミクロスシートのドア横部分でした。 | |
列車は立ち客多数を載せて出発。江差線廃止区間はJR発足以降列車本数は変わらずとも乗客数は約6分の1に減少。JR北海道の中でもダントツの営業係数ワースト路線だそうで、大きな反対運動もなく比較的スムーズにバス転換が決定したようです。 数年前に知人が江差線に乗車した時は乗客2人だったそうですが、それが普段の姿なのでしょう。 | |
天ノ川に沿って進みます | ポツンと佇む宮越駅 |
景色はそこまで北海道感はないですね | 途中天ノ川駅なるニセモノ駅があるらしい |
ラスト1区間は海沿いを走ります | 江差線のハイライト |
およそ50分の乗車で江差駅に到着。無事お名残乗車を果たせました。本当は廃止になるからではなく廃止にならないよう各人が乗っておくべきなのですが、中々それも難しいわけで。そもそも地元民が利用しないのであればそれは既に 鉄道としての役目を終えた路線であり、限られた資金で運営していかなければならない現状、ネットワーク性もない盲腸ローカル線が淘汰されるのも仕方のないことと言わざるを得ません。 | |
駅は江差市街地からは1kmほど外れたところにあり、駅前にこれといった店もなにもなく・・。臨時でも売店かなにかあれば多少地元経済に貢献できるのですが。江差はかつてはニシン漁で栄え現在は奥尻島への玄関口として有名。 | |
窓口で廃止記念入場券セットと乗車券を購入 | 駅舎は立派できちんと管理されていました |
駅周辺は寂しいかぎり | 終端側はアパート |
10分ちょっとの短い滞在 | 危うく乗り遅れるところでした |
クルマで追いかけて写真を撮る人も結構いました | 新幹線木古内駅は着々と建設中 |
このまま廃止の日まで全国からファンが駆けつけることでしょう。もう乗ることが叶わず路線図からも消えると思うとやっぱり寂しいですね。。 | |
14:20発のスーパー白鳥19号で函館へ。江差線の残存する区間も北海道新幹線開業後は平行在来線に該当することから第三セクターに転換する見込み。もしかしてこれでスーパー白鳥も乗り納めかも? | |
函館に到着〜。海鮮丼でも食べたいですが時間がないので今回は抜き。函館は観光名所も多いのでゆっくりしたいところ。新幹線が開通した時の楽しみとしてとっておきますか。 | |
函館本線の0キロポスト。函館本線はここから長万部・小樽・札幌を経由して旭川まで続く北海道一長い路線です。 | |
さて函館滞在20分で矢継ぎ早に次の列車に乗換え。スーパー北斗では名物の大沼だんごを購入しようと思ったのですが混雑のためなかなか車内販売が回ってこず、来た時には売り切れでした・・。 夕食はホテルバイキングなのでこのまま何も食べずに我慢。 | |
そんなこんなで結局寝てしまいあっという間に登別に到着。今日の宿泊地は登別温泉です。 | |
路線バスで温泉街へ。さすが全国区の登別温泉、乳白色のいい湯でした。 |