〜2日目〜         







鳴子温泉で朝を迎えます。鳴子温泉郷は温泉のデパートといわれるほど豊富な泉質があり、日本に11ある泉質のうち9も集まっているそうです。 そんなわけで宿の温泉だけで帰るのももったいないので、共同浴場の滝の湯にやってきました。朝早く7時半から開いていてしかも入浴料150円とリーズナブル。


丁度誰もいなかったので写真を撮らせてもらいました。滝の湯はご覧の通り白い濁り湯で温泉情緒たっぷり!昨晩の宿は無色透明だったのに、数百m離れただけで こんなにも泉質が違うとは。そして木樋から温泉がドバドバと流れてきて雰囲気もよく、熱めでしたがいい湯でした。


1泊したくらいでは物足らないですね。吹上温泉や中山平温泉も気になるので、もう一度といわずもう二度三度来たいです。
さて8時1分発の列車に乗るので滝の湯はカラスの行水で出て、駅へ向かいます。


土休日だと今日のルートに丁度いいフリーきっぷがあるのですが、生憎今日は平日。仕方なく普通運賃で。平日は宿は安く観光地も空いていていいんですけどそこがジレンマ。
幟に描かれているむすび丸はディスティネーションキャンペーンのキャラから宮城県の観光PR係長に抜擢された出世キャラ。


朝の山間を行くローカル線ってのも通学ラッシュに被らなければ爽やかでいいですね。鳴子御殿湯駅は古めかしい趣のある駅舎。


陸羽東線沿線は温泉街道で温泉と名のつく駅だけでも5駅あります。さすがは、「奥の細道ゆけむりライン」と愛称がつくだけあります。


小牛田で乗り換えて仙台駅まで戻りました。さすがは東北一の都市だけあって人も多いです。仙台から仙台空港アクセス線に初乗車。


実際は東北本線の名取から分岐している鉄道ですが、全列車が仙台まで直通しています。2007年に開業するも2011年の東日本大震災で被災、特に仙台空港駅は運行管理所 が水没するなど甚大な被害が発生し全線運休となりました。しかし同年10月には運転を再開したので、乗りに行こうと考えながらも約1年が経ってしまい、今回ようやく訪問となりました。


仙台からは各駅停車で所要24分でした。幌みたいな屋根でオシャレです。名取といえば震災で津波被害も大きかったところですが、沿線開発は進むのでしょうか・・。
まだ5年しか経ってないのでキレイですね

随所にJR東日本との共通点が見受けられます

震災の記憶もまだ新しい仙台空港

空港カウンターまで直結しています



さて三たび仙台駅へとやってきました。仙台では昼食タイム。


駅から歩いて5分ほど、牛タンで有名な利久へやってきました。仙台に数店舗構える利久の中で訪れたのは東七番丁店。ここへ来たのは駅から近いのと、会社支給の食事補助券が 使えるためですw


利久はその店舗独自のセットメニューというものがあり、今回はそれをオーダー。炭焼き牛タン定食に牛タンステーキ、刺身数点盛りのセットです。
いや〜うまい!自分は焼肉の 中でもタン塩が一番好きなのですが、今まで食べてきた牛タンとはまるで別物です。分厚くてジューシーで大満足。それにテールスープも実にうまいです。ランチタイムだと比較的値段も手ごろなので、次に来たときはもっと炭焼き牛タンを楽しめるメニューに しようかな。それを見越してか、牛タン1.5人前定食という痒いところに手が届くメニューもあります。


仙台駅ではむすび丸(スポーツバージョン)がお出迎え。売店でお土産を買って仙台を後にします。萩の月はおいしいんだけども高いし箱がかさばるので今回はパス。


仙台からは13:03発の快速シティラビットで福島を目指します。宇都宮線にも快速ラビットってありますけど、東北本線とうさぎにはなにか関連があるのかしら?


生憎シティラビットは座れなかったので道中の写真はなし。もっと早くから並んでないとだめですね・・。福島で郡山行に乗り換え。


郡山では乗継時間が40分近くあったのでその間にヤボ用を済ませていたんですが、危うく乗り遅れるところでした。。そんなわけでいきなり車窓写真ですが、郡山からは 快速あいづライナー3号に乗車。以前は特急日光に使われていた車両でもちろんリクライニングシートの乗り得列車です。郡山発車時の乗車率は6〜7割ほど。


磐梯山のふもとを駆け抜ける列車。ローカル線の各駅停車もいいですが、やっぱり在来線の特急が一番好きです(これは快速ですが)。


郡山から1時間ちょっとで終点会津若松に到着。特急日光に元N'EXの253系が充当されたため玉突きで追い出された485系。あかべこのシールであいづライナーへの転身をアピール。


今日は喜多方まで行くので喜多方行に乗り換え。あいづライナーが喜多方まで運転してくれたらいいのですが、まあこちらも快速列車なので良しとしましょう。


そんなこんなで喜多方に着いたので、やっぱり喜多方ラーメン。この地は朝にラーメンを食べる朝ラーという習慣があるそうな。でも牛タン以来何も食べていないので夜食べちゃいます。


この時間になると駅近くでやっているお店は少ないですね。カウンターに数人座っているなと思って入ったらまさかの全員スタッフでした。。写真は食べ終わった後に撮ったのでもう真っ暗。


今日の宿泊地は喜多方からバスで約30分の熱塩温泉です。このバス路線、旧国鉄日中線の廃止代替バスなのですが、なんと明日がラストラン、9/30で廃止になるそうです。廃止後は市の デマンドタクシーが運行するそうですが、鉄道が廃止になりその廃止代替バスも廃止になるなんて・・。


そんなわけでこれが最初で最後の訪問になるかもしれない熱塩温泉。山間の静かな温泉地で、名前の通り塩分が濃くとても熱い湯でした。





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