〜4日目〜









12月頭の旭川はすでに雪景色。釧路は雪はなかったのに、同じ北海道でもえらい違うもんです。


本日の一番列車は9:38発富良野行。初の富良野線乗車です。函館本線山線と同じキハ150ですが、帯がラベンダー色。
ライラックが入線

満席でしたが美瑛で半分程に

美馬牛で行き違いのためしばらく停車

構内踏切を挟んだ典型的な千鳥式ホーム

対向はキハ40の2連でした

モノクロな景色

夏なら綺麗な景色のはず

上富良野 十勝岳最寄駅です

鹿討 単行なのにホームが足りてない

学田も足らない



旭川から1時間20分、終点富良野に到着。意外と旭川からしばらくは利用者も多く郊外路線の雰囲気でした。美瑛辺りからは本当は美しい丘やら 花畑が広がっていると思われますが・・やはり富良野線は夏に乗りに来るべきでしたね。
富良野線・根室本線の他、貨物列車も乗り入れ

大学時代の北海道合宿以来です

北海道の中心ということで北海道のへそらしいです

高速バスは運休



根室本線は滝川〜富良野〜根室を結ぶ長大路線ですが、昨年の台風被害により狩勝峠区間となる東鹿越〜新得間は 現在も不通となっており、バス代行が行われています。日高本線や只見線など、災害で長期不通のままの路線は他にもありますが、この区間も復旧工事は始まっていません。


根室本線富良野〜新得間は峠越え区間ということもあって沿線人口は希薄で、JRは輸送密度200人以下の「単独維持困難路線」としています。 特急や貨物列車も元々走っておらず観光路線でもない、更には山間の峠越えで生活路線としても需要は小さいと思われ廃止やむなしと考えますが、乗らずに言うのもどうかと思い今回現地調査ということで旅の最後に訪れることにしました。
サボは新たに作ったのだろうか

乗客は4人

この辺りも雪が多いエリアなのかな?

空知川

下金山 乗降なし

金山 ランプ小屋がありますね

かなやま湖南岸を走ります

2012年にレンタカーで通りました



結局途中乗降なし、乗客4人のまま東鹿越に到着。代行バスに乗り換えます。東鹿越は実は2017年ダイヤ改正で駅廃止の予定でしたが、この先の区間が不通となったため 折返し運転可能な地点ということで存命することに。
折返し便には10人位乗車

この先不通区間

乗継時間は5分しかありません

代行バスは高速バスタイプでした

かなやま湖は自転車・車・列車・バスで通ったことにw

不通区間の踏切

特に異状なし

幾寅の市街地

ぽっぽやのセットは健在

幌舞(幾寅)で他の乗客は全員降りました

乗客は自分一人だけ

災害復旧工事はまだ続いています

線路と並行した道が続きます

まだ大きな被害は確認できません

落合 乗降なし

いよいよ狩勝峠へ入ります

狩勝峠パーキングエリア

旧線時代は日本三大車窓の一つ

結構ゆっくり走ります

まあ下り坂で危ないからね

5合目

12月からサホロリゾートに立寄り送迎バスも兼ねての運行

平地になっても遅い・・40q/h台しか出してません

追越禁止区間解除でそりゃ抜かれます



13:13新得到着、あれだけゆっくり走ってなんと定時でした。とはいえ不通前の列車ダイヤと比較して20分近く所要時間が伸びています。 遅いのは峠区間だけかと思ったら平地になったらさらに遅くなって驚きました。時間調整のためだと思われますが、厳冬期に備えて余裕を持ったダイヤにしているのでしょうか?


狩勝峠を超えて十勝の国に戻って来ました。利用状況からすれば鉄道を復旧させなければならない理由は皆無。狩勝峠の冬の道路事情は分かりませんが、冬季の安定性 でいえば鉄道に軍配が上がるのかもしれません。しかしそのためにこの区間を復旧し存続させるのは荷が重すぎるのではないでしょうか。JR路線として運営する以上、費用対効果を無視するわけにはいきません。
有難いことに駅そばが生き残っています

シンプルイズベスト 生そば販売していました



ここから札幌方面へ向かう石勝線は特急しか走っておらず、新得〜新夕張は普通乗車券で特急に乗れる区間として有名。


この先の根室本線帯広方面は特急も普通列車も運行されています。根室本線といえば不通前は2429Dという滝川〜釧路を結ぶ日本最長距離普通列車が運行されていました。 その乗車時間は8時間越え。乗りに行こうと思いつつも後回しにしてしまったのが悔やまれます。
13:30発スーパーおおぞら6号に乗車

新狩勝トンネルまでは根室本線と共用

信号場で停車

単線なので交換待ちがちょいちょいあります

初日も通ったトマム

新夕張は通過



15:14南千歳で下車、空港へ向かいます。
5日間の旅は道東だけでもあっという間でした。気候も変わってくるほどに広大な北海道、まだ知らぬ名所名物を求めて再び訪れることでしょう。