〜2日目〜         








始発の5:53発に乗車します。平日のこの時間ということもあり各車両10人位で思ったより平和。意外にも車掌が乗務するようです。


江津〜三好108kmを結ぶ三江線。留萌線に次ぐ廃線ですが輸送密度は岩泉線廃止以後ワースト1、優等列車や貨物列車は一切なく陰陽連絡を担っているとは お世辞にも言えず、長大ローカル線の命運もついに尽きることとなりました。路線はほぼ江の川に沿って走りますが、江の川の氾濫による被災も何度か発生しています。今回は長期不通→廃止ではなく沿線自治体の同意を得た上での廃止決定です。
乗客はマニアが9割

浜原あたりまでは左手に江の川

早朝のローカル線

石見川越 6:41

少し栄えていますね

交換設備が撤去され1面1線化

蛇行を繰り返す江の川

後ろ展望

リバーサイドラインとして売り出せなかったのかな

明塚 7:32

ここまでで初めて江の川を渡る

浜原で三好からの始発列車と交換



三江線は当初江津〜浜原間の三江北線と、三好〜口羽間の三江南線という両端から先に開通し、浜原〜口羽間が開業し 全通したのは意外と遅い1975年。その頃にはすでに三江線の存在意義は疑問視されていたのですが、最後の区間を建設したのは国鉄末期に赤字ローカル線を建設していた日本鉄道建設公団。三陸鉄道や予土線などと同じように、 連中の担当したこの区間はトンネルも多用し高規格で造られています。
天空の駅で有名な宇都井駅 8:14

一度降りてみたかったなー

新線区間はスピードも速く乗心地も良い

伊賀和志 この区間は1日4往復のみ

トンネルや橋も多い

口羽から先国道は対岸

枕木が木製に戻りました

信木 8:52

可動堰があります

江の川は中国地方最大の河川



長谷駅は三江線の普通列車も一部通過する秘境駅。時刻表を見ると
三好方面・・始発7:20  終電9:06
口羽・浜原方面・・始発14:26 終電19:49

つまり午前中は三好行だけ停車し、午後は口羽方面のみが停車するという極端な運用。三好方面への通学専用だとか?


江津から3時間半、終点三好に到着。思っていたより車窓も良く、飽きずに乗り通すことができました。 木次線のようにトロッコ列車など運転すれば人気も出そうですが、起終点が江津と三好というアクセスも微妙な都市であることや、交換設備撤去で増発も容易でないことを考えると 難しいのかもしれません。いずれにしても、地元利用がほとんどなく廃止が決定してしまっているのですから、最後まで無事に走り続けることを願うしかありません。
三江線カラーのキハ120

当駅発は1日5本、乗り通し可能なのは3本のみ

芸備線や福塩線も乗り入れるターミナル駅

逆手にとって観光客を呼び込むチャンスです



50分ほどの乗継で次は芸備線快速広島行に乗車。芸備線はこの辺りのローカル線を乗り継ぐには重要な路線ですが、快速列車が運行している からには日常利用でもしっかりと役目を果たしているものと思われます。
広島まで行かず、11:36下深川で下車

乗換え駅ではありません



こんなところで下車したのは、次なる路線に効率よく乗り継ぐため。ここから歩くと可部線の中島駅に行くことができるのです。 次は可部線の延伸区間を乗りに行きます。
バスもあるんですが時間が合わず

早歩きで15分ちょっとでした

12:03発あき亀山行

新駅の河戸帆待川



可部〜あき亀山は3月4日に延伸開業したばかり。実はこの区間、2003年に廃止になった可部〜三段峡間の一部で、 正確には復活したというもの。一部区間とはいえ一度廃止になった路線が復活するというのはJR初のことです。
ロータリー側はまだ何もないですね

日中はすべて新型車両らしい

路盤は残されていたが軌道は新設

新線の踏切設置は特例で許可

河戸帆待川の方が利用者は多い

毎時3本で広島直通と利便性は高いです

可部駅

大町駅でアストラムラインに乗換え

フルタイプのホームドアです

案内軌条式の新交通システム

ゆりかもめみたいですが運転士がいます

JR山陽本線乗換駅の新白島で下車

2015年に新設された駅なので綺麗です

ちょうど地下へ潜る位置にあります

JRは上下線で別改札

3両で広島まで激混みでした

瀬野のスカイレール

広島へは寄らずさらに東へ

シティ電車?

終点の糸崎で15:06発岡山行に乗換え

尾道〜 3か月前に来たばかり

高梁川〜 新見方面から流れています

16:17 倉敷下車

初乗車の水島臨海鉄道へ

元久留里線のキハ30・38が活躍しています

公式サイトで運用を公開しています

国鉄色というのがいいですね

キハ30はなんか小湊鉄道っぽい

後ろ展望でGO

分岐跡は工場引込線だったらしい

主力車両はあちら

弥生駅

貨物列車も通るためか交換駅は長めの配線

栄〜常盤は400mしかありません

一部列車は水島で折返し

高架で見晴らしも良いです

三菱自工前 10.4km28分の旅

列車は終着後、引上げていきました

工場と幹線道路に囲まれています

踏切から



折返し17:28発として戻ってきました。一旦引き上げたのは、すぐ近くにある踏切を支障させないためかな?往路は 水島からは自分の他マニア2組しか乗っていませんでしたが、復路はビジネスマンも乗り込みました。なお2両編成で車掌が車内清算のため乗務しているのですが、すぐにドア扱いできるよう 客室ドアにも車掌スイッチがついているのが特徴的でした。ちなみにキハ30は非冷房のため秋冬限定運用だそうです。
特徴的なドア 右の白箱が車掌スイッチ

現役の国鉄印扇風機

ぱっと見は昭和の頃の通勤電車

外吊り式のドアもかなり珍しいのでは

水島臨海鉄道、思ったよりも興味深いです

18:06発サンライナーはなんと117系!

昔は大垣〜米原間でよく乗りましたねぇ

岡山到着後の幕変換中



夜も更けてきたので、ここで新幹線ワープ!相生までの一区間で40分くらい短縮できます。岡山で夕食を取った後、 19:49発こだま752号新大阪行に乗車。
この車両を見るとアーバンネットワークに入った感があります

今夜は姫路に泊まります






〜3日目へ〜