〜3日目〜         









今日は丸一日五能線の旅。最終日になってようやく観光らしい観光をします。


乗車するのはもちろんリゾートしらかみ号です。現代版リゾート列車のさきがけともいえる列車で、沿線の車窓もさることながら 白神山地トレッキングをはじめとする観光体験を組み合わせられるのが人気。また東京からの新幹線との接続を図ったダイヤとすることで、JRとしては新幹線利用促進による相乗効果で利益を生み出す仕組みとなっています。
本日の2号担当はブナ編成

先頭部分には展望席や乗車記念スタンプも



指定された座席はこちらのボックス席。ブナ編成は中間2両がボックス席のため当たる確率は高いです。今回指定席を確保してくれたのは Kさんですが、ボックス席で窓側向かい合わせに2名発券できたのはたまたまだったそうです。なおボックス席は座席を引き出すとベッド風に展開できるので、子供連れなど4人なら利用価値は高いです。
一般席はリクライニングシート

岩木山は霞んでますね

奥羽本線弘前を経由し、五能線へ

さすが青森〜リンゴ畑が続きます

明日台風が来ますよ・・

津軽鉄道ストーブ列車も乗ってみたいです



五所川原〜ノスタルジックな塗装の気動車がいます。さてボックス席は途中から相席に。聞けば地元の方だそうで、年配の両親を楽しませるため 子供達が企画して乗りに来たようです。意外と地元の人でも一度はリゾートしらかみに乗ってみたいと思っているようです。
はにわ駅舎で有名な木造駅〜さすがに車内からは見れず

鯵ヶ沢〜ブサカワ犬わさおが一時期大人気に



2号はイベントとして千畳敷駅で15分停車します。もちろん我々も一旦下車。


駅のすぐ目の前に千畳敷が広がっています。その名は昔殿様が千枚の畳をここに敷いて宴をしたことから。青森から2時間あまり、 ちょうどいい気分転換にもなります。
海辺へ行くにつれゴツゴツした岩場に

絶妙に歩きにくい

海はすごく綺麗です

5分前に汽笛を鳴らして合図してくれます

青森駅で購入した駅弁で早めの昼食

しばらく海沿いの区間です

夕焼けを見てみたいですね

独特な岩場の海岸

変化に富んだ車窓です

曇り空なのが残念



11:25十二湖駅到着〜。せっかくなので観光体験、青池散策へと繰り出します。2号到着に合わせて無料送迎バスが あるので手軽に散策できます。台風が近づいているので天気が悪かったらそのまま乗り通す予定でしたが、なんとか大丈夫そうです。


駅からの送迎バスは「アオーネ白神十二湖」まで。宿泊施設などがある十二湖散策の拠点です。ここからさらに十二湖までの 送迎バスはアオーネのフロントで直接申し込みます。
白い岩肌の日本キャニオン

十二湖のひとつ王池は車窓から



アオーネから15分ほどで森の物産館キョロロに到着。ここを基点にすると青池を中心に十二湖の一部を約1時間で 手軽に周遊できます。なお本当は湖沼は33あり、山の上から12見えることから十二湖といわれています。
荷物を預けてスタート

早速鶏頭場の池に立ち寄り

森の中の静かな湖

見え隠れする様子も風情があります

静かな湖畔の森の陰から♪

程なくして青池に到達

不思議と深く蒼い色をしています

半分くらい葉っぱの青黄金池?

木漏れ日の当たり具合で色が変化

マイナスイオンたっぷりのブナ自然林

白神山地は世界最大級のブナ自然林

まさに森林浴〜

目に優しく心に残る美しさ

少し遠回りの道へ

こちらは沸壺の池

青池にひけをとらない蒼さです

十二湖庵で休憩〜

志でお茶とお菓子がいただけます

目の前には落口の池

沸壺の名水は平成の名水百選



キョロロまで戻り、今度は14:15発の路線バスで一度行ってみたかった不老ふ死温泉へ。 うまく組み合わせればこんなこともできるんです。路線バスは路線バスでも車両はマイクロバスで、その分軽快に飛ばしていました。所要約45分、運賃800円です。


黄金崎不老ふ死温泉といえば露天風呂が有名。波打ち際に迫るひょうたん型の湯船には黄金色の湯が 満たされています。かなり濃い湯なのでタオルなど浸すと黄色く染まってしまい、洗濯しても元に戻らなくなるので注意。外は寒く風も強いのでなかなか上がる気になれず、ずっと 浸かってました。


温泉からは無料送迎バスでウェスパ椿山へ送ってもらいます。バスの予約は入浴前に済ませましょう。 ウェスパ椿山はレストランや展望温泉があり、宿泊もできるリゾート施設。五能線の駅が隣接しており、リゾートしらかみも停車します。送迎バスはリゾートしらかみの時刻に合わせて 運行してくれるので大変便利です。
その名もウェスパ椿山駅

蒸気機関車が静態保存されていました



再びリゾートしらかみに乗車。16:50発の4号です。今度はくまげら編成でした。 リゾートしらかみとバスを利用した周遊観光、思った以上に便利で観光ルートとしてしっかりと整備されているなと思いました。
バスケの街の能代駅ホームにはゴールが

五能線起点駅〜ここから奥羽本線へ

車内販売の駅弁で夕食

東京行最終のこまち38号で帰京



Kさんは大宮で下車し、23時過ぎ無事に東京到着〜宇都宮付近で大雨がありましたが、 心配していた台風の影響もなくよかったです。新幹線やリゾート列車を存分に堪能する、3連休ならではの旅でした。