春限定で発売されていたお得きっぷ「パワフル×スマイルちばフリーパス」が今夏復活発売するということで、またKさんの
誘いを受けて房総旅をすることになりました。今回は銚子・鹿島方面です。
船橋でKさんと待ち合わせ、土休日限定運行の新宿しおさいに乗り一気に銚子を目指します。ちなみにパワスマパスは特急券別途購入で特急列車に乗車可能。 列車は名前の通り新宿始発で総武線回りですが、自由席でも余裕で座席を確保できました。高速バスに押され気味のせいか、千葉方面の特急は相変わらず人気ないですねぇ。。 船橋8時前の発車でまだ朝早いんですが、特急列車の旅には駅弁は欠かせないということでKさんは車内販売で駅弁を購入。自分はNREの車内販売はあまり魅力的な ラインナップではなかったので、千葉駅停車中に駅弁を購入することを画策。ホームに万葉軒の売店があることは把握済みです。 さて千葉駅入線時にドア前でスタンバイしながら売店があるか眺めていたんですが、なんと売店はあれどシャッターが閉まってる・・・。仕方なくまだ時間が早くて ホームの売店は営業していないのだと思い、到着後予定を変更してコンコースの売店へダッシュします。ところが千葉駅は改装工事中のため通路が複雑になっており 駅弁屋が見つからず、探し回っているうちにまさかの新宿しおさい発車。。ええ、おいてきぼりになってしまいました。しかも荷物は列車の中・・。急ぎ車内に残っている Kさんにメールし事情を伝え、先に行ってもらうことにしました。というわけで銚子まで買った特急券は千葉までの十数分で役目終了となり、ここからは後続の普通列車で 一人銚子を目指します。しかもホームに戻ると売店が開いてるし・・。どうやら特急到着のギリギリまでシャッターを閉めていたようです。このときばかりは万葉軒に 苦情を入れようかとも思いましたが、そもそも停車時間も短いですし、シャッターが閉まっていたのを見た時点で駅弁購入を諦めていればよかったですね・・。 | |
銚子に到着し、最初に見学予定だったヤマサ醤油の工場にまだKさんがいるというので向かいます。水運が発達していた銚子は同じ 千葉県の野田と並ぶ醤油の産地で、銚子電鉄の仲ノ町駅近くにあるヤマサ醤油の銚子工場では事前予約すれば無料で工場見学もできます。そんなこんなで予定どうり工場見学を済ませた Kさんと無事再会。休日なので工場は稼動していなかったそうですが、お土産に醤油1パックもらっていました。半分以上このお土産目当てだったので、もらえなかったのは残念でした。 しかしせっかくきたのに何もせず帰るのも口惜しいので、工場併設の売店で「醤油ソフト」を購入。恐る恐る口にしましたが、意外や香ばしい?風味で悪くはなく、甘ったるいのが 苦手な人にはいいかもしれません。このほかお土産コーナーもあります。 | |
工場見学の後は歩いて川岸近くにある海鮮丼で有名な「浜めし」へ。休日の昼前とあって店内は満員。しばし待った後、私はまぐろ・いくら丼を注文。ここの店は丼でも色々な 海鮮の組み合わせがあり好みに応じて注文できます。運ばれてきた丼は大盛り!もちろん味は申し分なく、おいしくいただきました。電車旅だとあまりアクセスはよくないんですが、 店にはドライブやツーリングの客が入れ替わりやってきてさすが有名店、周りにはなにもないところですが繁盛しています。 昼食後は歩いて銚子電鉄の観音駅へ。パワスマパスは銚子電鉄も乗り放題です。観音駅といえば鯛焼きが有名ですが、さすがに先ほど食べたばかりなので今回は購入せず。 さて来た電車は旧丸ノ内線カラーのデハ1000。実際に営団地下鉄から譲渡された車両で現在銚子電鉄の主力車種とのこと。ドアの小さい窓なんかは営団っぽいですね。ひとまず 終点の外川まで向かいます。 | |
以前にも外川駅には来たことはありますが、やはりいつ見ても風情ある駅舎ですね。しばし駅舎と車両の撮影タイム。さて駅以外外川駅周辺にはなにもないので一つ手前の犬吠駅へ移動。 歩いて丘を登り、やってきました「地球の丸く見える丘展望台」。海側だけではなく陸地側も360度見渡すことができます。弧を描いた太平洋はもちろん、屏風ヶ浦も。陸地のほうは・・ 何もないですけど、高い建物がないので遠くまで見渡せます。 しばしまったりと風景を堪能した後は犬吠駅へ戻ります。ここは有人駅でお土産なども販売しています。もちろん有名なぬれせんべいも。一時は爆発的ヒットとなったぬれせんべいも その売り上げを鉄道の老朽施設の整備に充てるかぬれせんべい工場の拡大に充てるかなんて話もありましたが、最近はブームも落ち着いてきて売り上げもどうなんでしょうね。同時に比較的 街中でもたまに売っているのを見かけたりもします。ぬれせん工場を拡大したけどもブームが過ぎて過剰設備になった・・なんて話笑えないです。 さてさすがは犬吠埼や銚子タワーなど観光地の最寄り駅犬吠、電車を待つお客も増えてきたのでぬれせんやその他お土産を購入、またも来た営団車両で銚子へと戻ります。 | |
銚子からは成田線に乗車。211系ですか・・。113系はもう房総からは引退したんですよね。211系も房総での活躍は短命に終わるとのことですが。残念なロングシートに揺られ、 1時間弱で佐原に到着。佐原には大学時代に来たことがあるんですが、今回は列車の待ち時間を利用してぶらり途中下車の旅。佐原といえば千葉県が生んだ偉人伊能忠敬の出身地で、 かつて水運で栄えた町らしい運河のほとりには、彼の生家を始め古い町並みが残されています。その運河のあたりをぶらっと散策し、適当に時間を潰せたところで駅に戻り、 次は鹿島線に乗車。鹿島線は十二橋や潮来あたりの水郷地区がビューポイントで、田舎路線のわりに高架が続くので見晴らしが良く鉄道旅がおすすめ。ハイライトは北浦を渡る長大橋梁。 20分あまりで鹿島神宮駅に到着。駅前には高速バスのりばがありました。なんでもこの高速バス、TX開業後はつくばセンター線を抜いて東京発着本数が最も多い路線らしいです。 鹿島工業地域を擁するとはいえ、この地にそんな旺盛な対東京需要があったとは・・。それなのにJR東日本のやる気のなさったら。。完全にこの地での競争を放棄しています。 さて旅の最後に鹿島神宮参拝へ向かいます。駅前の坂を上り参道を抜けほどなくして鹿島神宮に到着。駅からのアクセスは良好ですね。昨今のパワースポットブームのためか、 思ったよりも参拝客はいました。一通り参拝した後は駅に戻り、鹿島線・成田線と乗り継いで帰りました。今回もお得に旅をすることができました。パワスマパス様様です。 | |