ホテルを出発し、奥泉方面のバスには乗らずぶらり散策。寸又峡温泉から歩いて行ける夢の吊橋へ向かいます。 道がゲートで封鎖されているので寸又峡温泉から夢の吊り橋へは徒歩しか交通手段がありません。一帯は寸又峡プロムナードコースという遊歩道として整備されています。 | |
静岡っていうと海沿いなイメージが先行しますが、ずいぶん山深くもあります。このあたりは南アルプスの一角なのでしょうか。 | |
この先の発電所までは事業用車が通るため普通の道。 | |
トンネルがあるだけでただの遊歩道でもわくわく。 | |
ここからはラケット状につり橋をめぐる一方通行の遊歩道になりここへ戻ってくるのですが、つり橋の先には難所が待ち構えているとのこと。 | |
大間ダムの施設を通り過ぎ、細い遊歩道を抜けます。マイナスイオンたっぷり。絵具を落としたような奇麗な色の湖がチラチラと見えるようになると、もうすぐです。 | |
あった!夢の吊橋です! 大自然が織りなす静寂とこの湖面の色と吊り橋がマッチしてとてもいい雰囲気です。 | |
寸又峡を代表する観光スポット。夢の吊り橋は定員10名となっており、混雑時は橋の手前に行列ができるとか。しかし、やっぱりこういうところは 誰にも急かされずのんびりと散策したいですね。ちなみに橋の真ん中でお祈りすると恋が成就するというこの種では定番な伝説もあり。 | |
湖の色が幻想的で桃源郷のよう。物語なら渡ってしまうと二度と元の世界には戻れないっていうタイプ。 | |
高さもそんなにないし比較的安定しているので、それほど怖くはないと思います。ただ通行部分がやたら狭いので一方通行となっています。 | |
こちらから眺めると、湖面の色はコバルトブルーに近くなります。実はチンダル現象とやらによって青みがかって見えるのであって、本当は 湖の水は底まで見えるほど奇麗な透明だというから驚きです。 | |
橋を渡るとお年寄りにはなかなかきつそうな階段が続いて、やれやれと上るとこんな高さに。 | |
なんのトロッコかと思えば、千頭森林軌道だそうです。こんな山深くから切り出していたんですね。案内板にはもう少し詳細な説明書きが欲しいです。 ただトロッコが置いてあるだけだと「ふ〜ん」くらいで終わってしまいそう。「ここで切り出した良質な木材は大井川鉄道本線と東海道線で富士まで運ばれ、製紙産業の一翼を担っていた」とか書いてあったら、普通の人にも「へぇ〜!」 くらい思ってもらえるんじゃないかと。 | |
「電源立地地域対策交付金」。最近原発の問題で耳にする言葉。どうやらここは水力発電所建設の見返りでできた遊歩道のようです。 | |
ここが夢の吊り橋に行けない方の鑑賞スポット、飛龍橋です。しっかりとしたコンクリート橋で、これなら体力に自信がなくても吊り橋恐怖症でも安心。 | |
夢の吊り橋が一望。それにしても水の色が神秘的ですね〜 | |
まさに秘境。こちら側から見ると水も少し透明に見えます。夏場だったら川遊びしたいですね。川までのアクセスは・・・なさそう。 | |
そんなこんなで楽しめた寸又峡。大自然の中でのんびりできました。交付金を使って遊歩道を整備するだけのことはあるかも。
ぜひとも平日など空いている時をねらって訪れるといいと思います。 さて、帰路につくとしましょう。寸又峡温泉からバスで千頭に戻ってきました。 | |
車両はまた南海車か〜 | |
川根温泉笹間渡駅。近くに日帰り温泉施設があります。SLを眺めながらの入浴も可。 | |
2日間楽しんだ大井川鉄道の旅も終わり。末永くSL動態保存できるよう、人材育成、技術継承面で頑張ってください。 | |
東海道線で静岡へ移動し、静岡鉄道をミニ訪問。駅前のバス案内所のようなところでしずてつICカード「LuLuCa」を購入し、新静岡から乗車。 新静岡は静岡駅とは少し離れた繁華街の中心にあります。 | |
途中の草薙駅で折り返し。昼間でも結構よく利用されているようです。なにより。 | |
静岡からは初めて使うJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」で新幹線で帰宅。普通車指定席利用で4,500円也。なお当日の購入はできませんので 事前に予約しておく必要があります。16両のこだまはガラガラなのにぷらっと区画だけやたら混んでるのがなんともアレですが。 | |
これからはぷらっとこだまで東海道方面も抵抗なく旅ができる・・かな? |