〜3日目〜         





朝起きて窓を開けると、そこは白銀の世界。どうやら夜のうちに降り始めたようで、こうしとしとと降っているとようやく北海道に来たという感じがします。 ホテルを出発し外へ出ると、雪は思った以上に積もっていて歩くのも大変。。しとしとというよりボタボタと落ちてくるように雪が降ってきます。 パウダースノーなのではじめは喜んでいたんですが、そのうち歩くのもしんどくなり、雪まみれになって旭川駅に到着。
本日の一番列車は旭川発札幌行きの「スーパーカムイ16号」。スーパーカムイといえばJR北海道の最新型車両が使われる特急で、 旭川〜札幌間はドル箱路線なのか本数もかなり多いです。で、乗車予定の列車は既にホームに到着していたんですが、ん??これはスーパーカムイじゃなく 「スーパーホワイトアロー」車両じゃないか!昨日の朝見た新型車両が充当されないカムイに運悪く乗り合わせることとなってしまいました。。まあ、この車両も 初めてだし、次の特急との乗り継ぎがあるので後続のカムイを待つなどはせず予定通り乗車。前面には早くも雪がびっしりです。

3月の旭川の光景
なにかあったの!?

列車はそれなりの高い乗車率を維持したまま札幌に到着。天候は雪から小雨に変わり、札幌はやはり旭川と違ってあまり雪が積もっていませんでした。 さて札幌で何をするかと言えば、ブランチで寿司を食べます。向かうは札幌から普通列車で1駅の桑園。この駅のすぐ近くに「とっぴー」という 回転寿司があり、値段もリーズナブルで旨いとのことです。開店直後なのでまだ空いており、注文も難なく出来ます。いや〜旨いしネタも大きくて 満足。初めて食べたカニみそだけは・・・でしたが。結局2千円以上食べて店を後にしました。北海道出身の友人曰く、北海道の寿司はどこへいっても 旨いとのことですが、旨くて値段も手頃なら文句なしです。寿司を食べた後は北海道土産とKitakaを買いに。さすが北海道は土産も種類豊富で迷います。 ただ賞味期限偽装で渦中の白い恋人は避けておきます・・。 土産を買い終え、札幌発13:17の北斗14号に乗り函館へ向かいます。気動車の唸る音は心地いいです。途中の登別にも行きたいな〜と思いつつ過ぎ去り、車内販売で 「大沼だんご」なるものを買おうと思っていたのを寝てしまったため買いそびれ、16:47函館に到着。
桑園駅構内にあります

ネタが大きくて旨いー

貝類おすすめ

防寒用に普通列車でもデッキ付きでした

北斗で函館へ戻ります

また函館山へ〜

今日の宿は函館駅前に取ってあるので、ホテルに 荷物を預けてまたも函館観光です。駅の売店で市電1日乗車券を購入し、函館市電で十字街へ。そう、またも函館山に上ります。1日目は 曇りでよく見えなかったし、夜景を見ないことには函館山に行く意味がないというもの。そんなわけでまだ明るいうちから函館山へ。 今回は人もたくさんロープウェイに乗り、頂上に着くとこれまた人がたくさん。まだ夜景の時間まで結構ありますが、それまで皆さん粘る気? 私は粘って夜景まで待ちますよ〜。とりあえず1日目とは比較にならない函館の景色を楽しみ、売店で時間をつぶすなどして夜を待ちます。 暗くなっていくごとに観客も増えていき、展望台は人・人・人。こりゃまいったね。恋人もたくさんいましたが夜景をゆっくり楽しむどころじゃないです。 夜景写真はブレるのでどうにか手摺りを確保して手摺りを台座に写真撮影。う〜ん、函館も地方都市にしてはずいぶん明るくて夜景が綺麗です。 中国系の観光客も大挙して訪れていましたが、香港の夜景のほうが良いんじゃないか?と思いつつ、いい加減寒い中待ちわびすぎたので下山します。 ロープウェイの下山ラッシュに巻き込まれながらもどうにか下界に戻り、冷えた体を暖めるべく市電と徒歩で五稜郭タワー近くの函館ラーメンの有名店 「すみれ」へ。ここのラーメンはうまい。本物です。こうして函館駅まで戻り、ホテルに到着。観て食べて北海道を楽しんだ1日でした。しかしまあ ふと昨日帯広で眺めた広い青空がまた見たくなったり。函館山では人が多すぎて写真取るのでいっぱいいっぱいでしたしね。 卒業旅行シーズンということもあり、こう人が多いといかなるものでも興ざめしてしまうものです。どのような情景や体験が感動として心に残るかは 人それぞれですが、なにか心に残るものがあってこそ「いい旅だったな〜」といえると思います。明日はついに本州帰還です、、。

よい眺め〜

湾になってますね〜

日が落ちて明かりがつき始め・・・

○$の函館の夜景〜

五稜郭の麓のラーメン屋へ

「すみれ」の塩らーめん〜



一夜明け、切符の有効期限は今日まで。今日中に本州へ戻らなければなりません。本当ならなるべくギリギリまで北海道に留まっていたい ところなんですが、卒業式を明後日に控えていることもあり早めに帰途につくことにします。ホテルをチェックアウトし、朝食を朝市で食べることに。 今日はどんぶり横丁ワンコインセールをやっているとのことで、初日に続き今日も2軒はしご。「馬子とやすべ」と「恵比寿屋食堂」へ。 やはり海鮮どんぶりはうまい。「馬子とやすべ」の500円セール丼はかなりお得です。ついでにイカ指しを頼みました。こうして朝から腹いっぱいになり 、函館8:48発のスーパー白鳥で本州へ帰還します。このスーパー白鳥にせよ北斗星にせよ、本州から北海道へ渡るときは心躍るんですが逆は寂しくなりますね・・。 次に北海道にやってこれるのはいつの日だろう?と思いつつ青函トンネルを抜けます。そのまま青森も過ぎ、終点の八戸に着いたのは函館を出て3時間後。 東北新幹線に乗り換えです。八戸に来たのは今回が初めてですが、東北新幹線が新青森へ延伸したらもう降り立つことはなさそう・・。乗り継ぎ時間が15分ほど あるのでその間を利用して駅弁を購入。12:06発のはやて14号に乗り、一路東京へ。函館から1回の乗換えのみで東京へ行けるとは便利なものです。まあ時間はかかりますけどね。 全車指定席のはやて号八戸発車時点での乗車率は4割程度という感じ。その後あまりにも停車駅が少ないのと早すぎ&トンネルが多いので一眠りすることに。 気づいた時には仙台到着前で、仙台に着くと乗車率は6〜7割くらいになりました。ここで八戸で買った駅弁を広げます。買ったのは「いちご煮日記」というもの。 いちご煮とは岩手の郷土料理でウニとあわびの煮物のようなもの。しかもこの駅弁、「美しすぎる市議」で脚光を浴びた藤川優里八戸市議がプロデュースしたんだとか。 うにとめかぶがたくさん入っていて、高級な酒の肴のようなものをご飯にかけて食べます。こうして予算ギリギリで終わった北海道のたびは終了。大宮で新幹線から下車し 高崎線で帰りました。また北海道へ渡れる日を楽しみにして。

お得な海鮮どんぶり〜

いくらもかにも旨いね

北海道に着いたときも函館だったな〜

スーパー白鳥で帰ります

はやてで東京までひとっとび

八戸のいちご煮日記弁当