〜5日目〜         





今日はKさんのリクエストにより、レンタサイクルを使って丸一日京都観光です。 自分は京都は初めてなので、寺ばっかりの京都にそれほど興味を持っていなかったのですが、 回ってみたら意外と楽しかったです。行程は【京都駅→伏見稲荷→嵐山→天龍寺→竹林→竜安寺 →金閣寺→二条城→鴨川大橋→哲学の道→南禅寺→清水寺→京都駅】と盛りだくさん。京都初心者 でも楽しめる効率的なルートなので、真似してみてはどうですか?そういえばKさんは ルートラボに投稿していたような・・・

朝、京都第二タワーホテルをチェックアウト。こちらのホテルは格安な上、レンタサイクルが無料で 借りられるので、本当はしっかりした自転車を借りてサイクリングを楽しみたいところですがホテルの ママチャリを借ります。まずは少し南下して伏見稲荷へ。こちらは千本鳥居が有名です。 噂以上にインパクト大。大きな鳥居が連なる様も、無数の小さな鳥居のトンネルが続く様も大迫力です。 しかも奥行きがあり、思ったよりも広大です。鳥居はどうやら寄進されたもので、一つ一つに企業名等が記されています。一本いくらなんでしょう? 鳥居の大きさが会社規模を表すかどうかは・・不明です。


伏見稲荷〜荘厳な造りですね〜
鳥居でかっ!多っ!!
鳥居×∞

鳥居トンネル

ずっと続いてますよ〜

サイクリングロードで阪急電車に遭遇


次の嵐山までは結構距離があり、サイクリングロードを駆使して向かいます。この途中どこかに 地図を落としてしまい、早くもKさんについていくしかありません。。途中砂利道や1車線の車とすれすれの 道を進んだりしながら渡月橋に到着。ん〜なかなか京都らしい風景です。遠くから見ると木造の古い橋に 見えますが、実際はアスファルトも敷かれしっかりとしています。天龍寺はなぜか忘れましたが 正面の写真を撮るだけでスルーし、爽やかな竹林をゆっくりと抜けます。
快適快適

風情ある渡月橋

意外と普通の橋?

人力車の似合う街

天龍寺・・は立ち寄らず

竹林を快走〜

さらにママチャリで走り続け、嵐山駅を過ぎたあたりから一気に田舎道になり、池で小休憩しながらのんびりとした時間をすごします。 仁和寺を過ぎ、そろそろお昼の時間になりました。京福電鉄の妙心寺駅あたりであらかじめKさんが目をつけていた学生食堂へ。 京都の精進料理や豆腐料理なんてのは年齢的に時期尚早?ということで、値段が安くボリュームがあってお得な学生食堂で お腹を満たし、先へ進むとすぐに竜安寺に到着。竜安寺は枯山水の石庭が有名。石庭の 石の配置や形の集合離散遠近・・に禅の境地を見出せるそうですが・・難しい話です。石庭の前の縁側には外国人も沢山。 写真を撮る人あり、絵を書く人あり、煩悩にふける人あり。そのほか襖絵なども見ることが出来ます。

自転車で走りたくなります〜

仁和寺はまたの機会?

妙心寺石庭

ファンタスティック!

竜安寺をでて、大文字焼きの跡を見掛けたら次はいよいよ金閣寺です。足利義満が建立したことは 有名ですが、正確には鹿苑寺といいます。遊歩道を進むと・・おお、出ました金閣寺。かなり強烈です。 まさに金ピカ!湖に映える姿もまたいいですね〜。さすがに超有名どころだけあって大混雑です。 よく対比に出される銀閣寺はがっかりスポットのようですが、こちらは一見の価値は大有りです。 しかも中国・韓国系の観光客が多いです。竜安寺は欧米系の観光客がパラパラいた程度でしたが、こちらは 団体で押し寄せているようです。まあ、私も教科書でしか見たことがないモノをこの目で見られたということで、 しばし感動・・するヒマなく、続々と国内外の観光客が押し寄せてくるので早々と写真を撮って退散。庭園を回り なかなか目にしない金閣寺の裏側をみたり、話題づくり?に金閣寺で金箔(500円)を購入したりして、一通り楽しみました。
金閣寺を後にして、二条城に着いたのは14時ごろ。二条城はもともと徳川家康が宿泊所として造営したものとだけあってそれほど 城っぽくはありません。唐門という大きな門から入り、二の丸御殿内を見学。中は多くの部屋からなっていますが、 どの部屋にも壮大な壁画・天井画が施されています。残念ながら御殿内は撮影禁止・・。二の丸をぬけると 別邸の本丸ですが、本丸は内部には立ち入ることは出来ません。なのでかつて天守閣があった跡地の高台で 眺めるのみです。こんな広々とした別荘が・・必要なの?

大文字焼

金閣寺あらわる!

湖に映える姿がGOOD!

裏側もちゃんと金ピカですよ〜

二条城唐門

二の丸御殿入口

広大な敷地ですよ

本丸は質素な造り

鴨川大橋がどんなのだったかはすっかり忘れ、続いては南禅寺。入口に程近いところにある三門に上がります。 狭く急峻な階段を上ると、おお、いい眺め。なんというか、構図が綺麗です。「そうだ、京都行こう」のCMシリーズに 出てきそうな感じです。あと木の板張り廊下はどことなく落ち着きます。寝転びたい気分になりますが、 ここは門の上。それほど広くないのでしばし佇んだ後、南禅寺を後にし、哲学の道と名乗る住宅街脇の小道を行き、 ラストを飾る清水寺へ向かいます。


南禅寺三門

上れますよ

良い写真が撮れました〜!

紅葉の季節はすばらしいでしょうね

「清水の舞台から飛び降りる」で有名な清水寺は早くも参道から大混雑で、しかもここへ来て修学旅行生が大勢いました。 私は修学旅行地は京都ではなかったので、京都自体始めてなのでもちろん清水寺も初めてです。まあ、当時は行きたいとも 思ってなかったのですけど。仁王門をくぐり境内も相変わらず人・人・人で、夕暮れが近いにもかかわらず、さすがにこれまで見た中で一番の活況を呈しています。 清水寺は清水の舞台だけだと思っていましたが、他の三重塔なども意外と立派。おまけに「恋占いの石」とかいう さも若者に人気がありそうなモノまでありました。さすがにこの混雑の中で試す人はいなかったようですが・・。 そこからすぐに噂の「舞台」に辿り着きます。実際は舞台にいるよりも舞台を眺めるスポットの方が「ついに来た〜」 って感じになります。それはそうと、舞台に隠れがちな本堂には漢検協会の「今年の漢字」が!そういえば清水寺でしたね。 まあ、今年は協会は杜撰な運営がバレてバッシングを浴びてましたが・・。で、今年の漢字は「新」。新政権、新型インフルエンザなどありましたね〜。 その後離れたところから舞台の写真を撮ります。ん〜やっぱり絵になります。下っていくと今度は「音羽の滝」なるものがありました。滝と言っても チョロチョロと水が流れているだけですが、どうやら神秘的な効能があるらしいのでとりあえず飲んでおきます。さて、思ったよりも 見所?の多かった清水寺を後にし、参道を下ります。参道はお土産屋が軒を連ねています。やっぱり八ッ橋を売る店が多いです。 こりゃ、本家はどこか調べておけばよかった・・と思いつつ、試食をあれこれ食べます。今は八ッ橋と一口に言っても 色々な味が発売されており、なかなか飽きません。で、自分の分は試食で十分満足し、土産の八ッ橋を購入。Kさんはなぜか八ッ橋の 皮だけのを買っていました。通ですね〜。
さて、ホテルまで戻り、自転車を返した後昨日は仰ぎ見るだけだった京都タワーに行きます。いまや珍しいエレベーターガール?がいました。 内装は古めかしいですが、展望台からの眺めは抜群。夜も結構いい時間なので夜景が綺麗です。しかも無料の望遠鏡が意外と高性能で、 マンションの一室が丸見えできるくらい。。そんなこんなで最後に京都の夜景を満喫した後、どこかの駅で中華の夕食を取り、いろいろと 時間を潰した後東海道線で大垣へ。西日本パスの有効期間は昨日で切れているので、18きっぷを利用。大垣からは18きっぷユーザーの強い味方、 ムーンライトながらで一路東京へ帰ります。Kさんは東京に着いたらその足で銚子へ向かうそうです。私は茨城方面へ・・というのはまた別のお話。 快適な西日本パスのたびは、いろいろ遠くの未踏の地に行けて大満足でした。ぜひJR東海も、「中日本パス」を出してください・・

軌道跡?

清水寺到着

舞台だけかと思えばさにあらず

舞台から見る夕日〜

音羽の滝が見下ろせます

2009年の漢字は「新」

縁結びの地主神社

京都の夕焼け

有名な「清水の舞台」

京都タワー

すばらしい夜景ですよ〜

さらば西日本〜