〜4日目〜         






西日本パスのたび4日目は道後温泉で朝を迎えます。早速道後温泉本館で朝風呂。 歴史ある有名温泉でさっぱりしたところで、Kさんの希望により道後温泉本館内にある 「又新殿」の見学をすることに。又新殿とはかつて使われた皇室専用浴室です。 観覧料は250円。ガイドさんに連れられ見学。現在はホテルに泊まるため使われていないようです。 撮影禁止なので写真はないですが、一般とはかけ離れた仕様でした。その後夏目漱石が 滞在した部屋などを見学して、ホテルをチェックアウトし道後温泉を後にします。

道後温泉本館
皇室専用の出入り口

道後温泉駅には「坊ちゃん列車」に使われる豆蒸気機関車が停まっていました。本当に動くとは思えないほど 小さく、また保存状態が良好です。残念ながら通年で走っているとは思わず事前調べをしていなかったため 時間が合わず乗ることが出来ませんでした。普通の路面電車で松山へ戻り、9:16発の特急に乗車。この列車は岡山行きと 高松行きが併結されています。当然岡山行の「しおかぜ」に乗り四国を抜ける・・わけもなく、「いしづち」で高松へ行き、 本場香川の讃岐うどんを食します。瀬戸内海沿いを走る予讃線の風光明媚な車窓を堪能し、宇多津での切り離しの後 終点の高松で下車。ひとまず11月の四国ツーリングの時にも食べた、駅構内にある「連絡船うどん」へ。 やはり質が高いです。その後駅ビル内のうどん屋さん「艶艶」へ。こちらは高級感があって上品な感じです。3件目は 駅近くの「めりけんや」。こちらはチェーン店のようで関東の「はな○うどん」に似ています。3軒とも駅近くで適当に 選んだ店でしたが、本場だけあってどれもレベルが高いです。
時間つぶしに駅周辺をぶらぶらし、高松駅からは快速マリンライナーのグリーン車で岡山へ向かいます。 最後尾の1両が2階建てグリーン車になっています。乗ってみた感じは・・首都圏を走る普通列車グリーン車とほぼ 全く同じです。おそらく西日本地区では2階建て車両はそう多くないので珍しいでしょうが、首都圏に暮らす人には きわめて一般的です。これなら運転台付近の平屋展望席の方がよかったな〜と思いつつも、2階席から眺める瀬戸大橋の マリンビューはなかなかよかったので、まあいいかなと。
道後温泉駅

坊ちゃん列車

路面電車渋滞中・・

車窓景色良好の予讃線

艶艶のしょうゆうどん

高松駅すぐのめりけんや

うどんの角が立っています

高松築港をぶらぶら〜

四国普通列車陣

マリンライナー側面

湘南新宿・・ではなくマリンライナー

まもなく瀬戸大橋〜

岡山到着は14時半。西日本パスのたび3回目の岡山ですが・・今回も乗換のためで、土産物売り場を物色したものの 特に観光等は無し。そんな岡山から新幹線で新大阪まで移動するのですが、「のぞみ」ではなく「こだま」をチョイス。 なぜならば、ちょうど500系こだまに乗れるからです。500系は国内初の300km/h運転を実現しTGVと営業速度 世界最高速の座で並び、そしてその戦闘機フェイスがいつも注目を集めるJR西日本が生んだ大人気車両です。 しかしながらダイヤ乱れ時の早期ダイヤ復旧のため車両性能・定員・設備等を統一させたいJR東海により300系よりも先に 東海道新幹線から引退が決まり、現状でも東京直通ののぞみは数往復のみの運用です。そして余剰となった500系は 短編成に改造され、山陽新幹線でこだまに充当されるという予想だにしない運命を辿っています。そんな,、新幹線を 「カッコイイ」存在にしてくれた500系に乗れるときに乗っておこうというわけです。500系が入線してくれば あちらこちらから一斉にカメラが向けられる光景はいまだ健在の様子。短編成化されたこだまにはグリーン車はないので 普通車自由席に乗り込みます。小さな窓と丸まった断面の車体は近未来的な狭さを醸し出しています。そしてなんと先頭車両には前面展望と 子供のための運転席が設けられています。もともと先頭車両はそのロングノーズが災いして定員が少なくしかも圧迫感があり その点では500系は不評でしたが、それをいまや子供が楽しめるスペースへと化しています。もともとこだまはそれほど乗車率は 高くないので、座席数を減らしてでもこのようなこだまを「選んで乗ってもらう」ような遊び心も良い考えだと思います。
さて、こだまではおなじみの長時間停車ですが、それを利用して撮影と新神戸で駅弁「牛松鍋」を購入。自分は陶器製など 容器が一風変わった駅弁が好きなので、もちろんこの容器は持って帰ります。その意味では新神戸や西明石に展開する駅弁「淡路屋」さんは なかなかいい駅弁を出してきます。本当は「タイガース勝めし」や「豚々拍子」などがよかったのですが生憎置いてませんでした。 訪れることが分かっているなら予約した方が良いです。駅弁に舌鼓を打ち、終点新大阪に到着。

瀬戸大橋渡り中〜

眼下にどっかのインター

シャープな500系

全面に前面展望

カッコイイわ〜

長っ!!

淡路屋の牛松鍋

さようなら500系・・

大阪では食いだおれツアー。どう行ったかは覚えてないですが、Kさんに導かれ道頓堀へ。 グリコの看板やドンキの観覧車?を見物しつつ、街をさまよいます。それにしても人が多く、町並みは雑然としています。 あいにく本家の「食いだおれ」は潰れてしまったので、食いだおれ人形の前を素通りし、日本一タコが 大きいという口コミのたこ焼き屋台に並びます。この店だけ長蛇の列で、口コミの威力は相当なものです。 ボリュームのあるたこ焼きを食した後、次は串カツ屋「だるま」へ。こちらもKさんのおススメ。中へ入ると一杯飲み屋のような 感じで、店内は狭いです。好みの串カツを一通り注文すると、揚げたてが出てきます。それを器にたっぷりと入ったソースにつけて 食べます。なかなかおいしくて楽しい。ソースの二度づけは禁止です。
おなかを満たしたところでJR難波から大阪へ移動。「JR○○」という駅名は関東にはないので珍しいです。副都心線の「地下鉄赤塚」 以上の違和感。さすが私鉄とJRが熾烈な競合を繰り広げる関西圏です。それはいいとして、大阪からは関空特急「はるか」に乗り、京都へ 向かいます。今日の宿泊地は京都です。駅を出ると煌々と光る京都タワーが。これは予想以上にSFチックな外見です。今夜は遅いので このまま宿へチェックイン。明日は丸一日京都観光です。

道頓堀といえばココ!

大通りは活気に溢れてますよ〜

日本一の大ダコ屋

この器がまたいいんですよね〜

つぼらやも健在

はるかで京都へ

SFチックな京都タワー