今日から西日本パスの本領発揮。早速その恩恵を甘受すべく、
0時の日付を跨いですぐ急行きたぐにに乗り、今日は一路鹿児島まで行きます。
さすがに移動がメインの日ではありますが、九州新幹線に乗ったり桜島観光などもします。
西日本パスエリア拡大様様です。 | |
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憧れの583系は・・ほとんど眠れずに過ごし、6:44に新大阪に到着しました。やはり座席夜行は つらいです。新大阪で朝食などで1時間の待ち合わせをし、7:42発ののぞみ97号で一気に 博多まで向かいます。2時間半近くの道のりなので、2回目のグリーン車を予約してあります。 しかも車両は最新のN700系であることを狙ってこの列車を予約してあります。97号は名古屋始発ですが、 グリーン車指定席を取ってあるのでわざわざ早くから並ぶ必要はありません。ホームで駅弁を買った後、 到着した新幹線に悠々と乗車。グリーン座席は以前の700系よりだいぶグレードがアップしたと 評判が高いらしいです。コンセント付で「シンクロナイズドコンフォートシート」と名づけられた リクライニングは座面が沈むタイプ。比べるのも酷ですが一夜を共にした583系グリーン車よりずっと快適。 しかもシートラジオが装備されているので手持ちのプレーヤーのイヤホンで聞いたりも出来ます (イヤホンは座席に装備されていません)。さて、落ち着いたところで 新大阪で買った駅弁を広げます。その名も「日本の味博覧」弁当千円也。この駅弁、「日経トレンディ」 で航空機内食よりレベルが高いと評された駅弁で、一度食べてみたかったんですよね〜!中身は 煮物や白身魚、鴨のロースト、南高梅など。いや〜実にうまい!気高くない程度の上品さで、 煮物はみずみずしく鮮やか。家で真似できるものではありません。料亭が監修しているらしいですが (駅弁にしては)そこまで高くはなく、かなり完成度は高いです。 駅弁に舌鼓を打ち、しばらくすれば博多に到着です。博多は特に何をするでもなく、およそ20分で 乗換え。今度はリレーつばめに乗車です。その名のごとく、終点の新八代で九州新幹線つばめに連絡する 列車です。ここからはJR九州。JR九州といえば特急車両のグレードがかなり高いことで 知られています。中でもリレーつばめに使われる車両のグリーン車は秀逸。鉄道車両の違いを 愉しむというのも鉄道旅行の楽しみであります。座席は2+1列の3列シート。しかもグリーン車は 専用の客室乗務員がいるので、きめ細やかなサービスが受けられます。ドリンクサービスに始まり、 アメや新聞までくれます。途中で九州新幹線の工事中の高架を見たりしながら、あまりの快適さにか 寝入ってしまい、気づけばそこは新八代。九州新幹線に乗り換えです。 | |
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九州新幹線は博多〜鹿児島中央(旧西鹿児島)を結ぶ新幹線で、2004年に新八代〜鹿児島中央間が
暫定開業しました。博多〜新八代間は2011年に開業する予定です。博多開業までの間、乗り換えの利便性を考え
新八代でリレーつばめと新幹線つばめが同一ホーム向かい合わせで乗りかえ出来るようになっています。
デザインで有名なJR九州が開発した初の新幹線車両が800系。700系がベースですが内装は完全にJR九州の
やりたい放題になっています。主に九州産の素材を使い、全体的に木をメインに用いています。木の座席に
西陣織のクッション、日除けは木製のすだれ、洗面台にはイグサの暖簾がかかっており、それまでの新幹線車両とは
一線を画す温かみのあるものになっています。ビジネス利用中心で大量高速安定輸送を旨とする東海道新幹線では
(良くも悪くも)絶対に走らないであろう車両です。 新しい路線だけあって揺れも少なく快適な乗り心地。我々が乗り込んだ各駅停車バージョンのつばめ41号はおよそ50分で 終点の鹿児島中央に到着。鹿児島では桜島観光をする予定なので、鹿児島本線の「はやとの風」で1駅だけ、鹿児島まで 移動。この列車も面白い列車です。鹿児島の中心地は昔から鹿児島中央(西鹿児島から新幹線開業に合わせ改名)なので 鹿児島はえらく寂れた駅前。フェリー乗り場まで歩き、桜島へ。 | |
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桜島では足湯があるのでそこにいってみます。フェリー乗り場から徒歩10分ほど、国民宿舎の近くにある
「溶岩なぎさ公園足湯」は国内最大級の100m近い長さだそうで、公園の端のほうまで続いていました。
温泉は薄い茶色をしています。海と桜島が眺められ、ロケーションはなかなかいいです。広い公園なので
お弁当広げてピクニックをしている人もいました。我々ものんびりしたいところですが、今日の宿泊地は
長崎なので先を急ぐ必要があります。道の駅で鹿児島名物のかるかん饅頭と「桜島小みかん」なるものを買ってみます。
フェリーで鹿児島まで戻ったら、今度は市電で直接鹿児島中央へ行きました。鹿児島中央で「白くま」アイスのビックサイズを買い、
帰りの新幹線で食べました。ついでに桜島で買ったみかんも。みかんはカボスくらいの大きさで一袋200〜300円。皮ごと食べられる・・・
わけではないので一つ一つむく必要があり、中も本物みかんと同じ。なかなかかわいらしく、甘くておいしいです。
こうしておよそ3時間の鹿児島滞在を満喫し、リレーつばめの鳥栖で今度は長崎行きの
かもめ43号に乗車。こちらもグリーン車に乗り、長崎に着いたのは20時半頃。ホテルにチェックインし、大移動の
西日本パスのたび1日目が終了。明日はいよいよ軍艦島ツアーです。
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